時間の単位


秒(second) [s]

量:時間
系:SI基本単位
定義:セシウム133の原子の基底状態における、2つの超微細構造準位の間の遷移に対する放射周期の、91億9263万1770倍の継続時間

"second"は「第2の」という意味があります。hourを60分割したminuteのさらに60分割したsecondというわけです。秒の漢字にはのぎへんが使われていますが、稲の穂先の毛、転じてとても小さいことを意味しています。

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分(minute) [min]

量:時間
系:SI併用単位
定義:1秒の60倍

"minute"の語源はラテン語の"minutus"(小さい)に由来しています。

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時(hour) [h]

量:時間
系:SI併用単位
定義:1秒の3600倍

"hour"の語源はギリシャ語の"hora"(時間)に由来しています。

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日(day) [d]

量:時間
系:SI併用単位
定義:1秒の86400倍

太陽が真南に位置することを「南中」といい、太陽が南中してから、次の南中を迎えるまでの時間が1日と言えます。

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週(week)

量:時間
系:非SI単位
定義:1週=7日

週というシステムが確立されたのは、前2世紀か前1世紀のころのローマ暦の中です。7日ごとに仕事を中断するというモーセの律法が「週」という概念を生み、キリスト教の社会に入って、世界に広がったと考えられています。

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月(month)

量:時間
系:単位とは言い難い
定義:1年を12に分けた1つ

月は日や週を使って定義しているのではなく、1年を等分したものでもありません。365日、あるいは366日を12に区分しています。月は単位ではありませんが、生活していく上で、必要な考え方と言えます。

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年(yera) [y]

量:時間
系:SI併用単位
定義:太陽が平均春分点を引き継ぎ2回通過する間の時間間隔

1y=365.2422dとなり、単位記号は[atrop]を用いることがあります。地球が1回公転する間に、地球は365回と少し自転するために、閏年を設定します。閏年は次のような場合になります。
(1)西暦年数が4で割り切れたら、閏年の可能性があります。
(2)西暦年数が100で割り切れたら、平年になります。
(3)しかし、西暦年数が400で割り切れたら、閏年になります。

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辰刻(しんこく)

量:時間
系:厳密には単位とは言えない
定義:1日を12分割した長さ

1日を12分割したそれぞれの点に十二支を配し、子の刻・丑の刻などといい、その毎刻をさらに4等分して一刻、二刻、三刻、四刻といいます。実際には、昼を6等分、夜を6等分していたので、昼と夜、夏と冬では長さが異なります。

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節気

量:時間
系:単位とは言い難い
定義:太陽の視黄経が各節名に記した値をとる時期

季節の節目を表す言葉として、よく利用されています。1年間に24の節気があり、「二十四節気」と呼ばれています。(例)立春、啓蟄、夏至、秋分、大雪など

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エオン(aeon) [AE]

量:時間
系:非SI単位
定義:1AE=109y(10億年)

放射能による絶対年代の測定に関して、アメリカの化学者ユーリーが提唱した時間の単位のこと。地球の年齢は約4.6AEになります。

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