放射能の単位


ベクレル(becquerel) [Bq]

量:壊変率、放射能
系:固有の名称を持つSI組立単位
定義:放射性核種の壊変数が1秒間に1であるときの放射能または壊変率

フランスの物理学者ベクレルにちなんでいます。放射性核種とは放射線を出す不安定な核種のことです。

ページのトップへ ▲

キュリー(curie) [Ci]

量:壊変率、放射能
系:非SI単位
定義:1Bq(ベクレル)の3.7×1010倍の放射能

キュリー夫妻にちなんでいます。本来の定義は、1gのラジウムと平衡状態にあるラドンの放射能でしたが、その後改められました。1Ci=3.7×1010Bq=37GBq

ページのトップへ ▲

レントゲン(roentgen) [R]

量:照射線量
系:非SI単位
定義:1R=2.58×10-4C/kg=0.000258C/kg

ドイツの物理学者レントゲンにちなんでいます。照射線量とは、当てられた放射線の量のことで、X線やγ線が空気中の原子や分子をどれだけ電離させるかで定義されます。

ページのトップへ ▲

グレイ(gray) [Gy]

量:吸収線量
系:固有の名称を持つSI組立単位
定義:電離放射線の照射により物質1kgにつき1J(ジュール)の仕事に相当するエネルギーが与えられるときに吸収線量

吸収線量とは、吸収した放射線の量のことで、放射線が物体に当たったとき、その物体の単位質量が吸収したエネルギーで定義されます。1Gy=1J/kg

ページのトップへ ▲

ラド(rad) [rad]

量:吸収線量
系:非SI単位(CGS系)
定義:1rad=(1/100)Gy

電離放射線の照射により物質1gにつき100erg(エルグ)の仕事に相当するエネルギーが与えられるときに吸収線量です。

ページのトップへ ▲

シーベルト(sievert) [Sv]

量:線量当量
系:固有の名称を持つSI組立単位
定義:グレイで表した吸収線量の値に、経済産業省令で定める係数を乗じた値が1である線量当量

スウェーデンの物理学者シーバートにちなんでいます。線量当量とは、放射線が生物に与える影響を共通の尺度で表したもので、放射線の種類によって生物への影響が異なるために、吸収線量に修正係数を掛けて求めます。

ページのトップへ ▲

レム(rem) [rem]

量:線量当量
系:非SI単位(CGS系)
定義:1rem=(1/100)Sv

roentgen equivalent manの略です。1Sv=100rem

ページのトップへ ▲

ラザフォード(rutherford) [rd]

量:壊変率、放射能
系:非SI単位(CGS電磁単位系)
定義:1Bq(ベクレル)の106倍の放射能

イギリスの物理学者ラザフォードにちなんでいます。

ページのトップへ ▲

マッヘ(mache) [M・E]

量:放射能濃度
系:非SI単位
定義:空気または水1L中に含まれるラドンが、その電離作用で10-3静電単位の電流を生じるときの放射能濃度

放射性温泉の放射能を測る単位として見かけることがあります。1M・E=3.64×10-10Ci/L

ページのトップへ ▲