単位の書き方

単位の書き方は、次のルールに従います。

(1)単位の記号は立体で印刷し、複数のsや略号を表すピリオドはつけない。

(2)接頭語も立体で印刷し、単位記号との間にスペースをおかない。接頭語は重ねて用いない。例えば10-9sはnsと書き、mμsとは書かない。10-3はmgと書き、μkgとは書かない。

(3)接頭語のついた単位記号は、まとめて一つの記号とみなす。例えば(cm)2はcm2と書く。(μs)-1はμs-1と書く。1mm-3は1(10-3m)-3=1×109m-3であり、1×10-3m-3あるいは1×10-9m-3ではない。

(4)二つ以上の単位の積はN m、N・m、N.m、N×mの記号で表す。単位の商はms-1、m/sの記号で表す。商を表す/(スラッシュ)は二つ以上重ねて用いてはならない。例えばJK-1mol-1またはJ/(K mol)と書き、J/K/molとは書かない。

※単位の記号
実在した人物に由来する単位の記号の最初の字は大文字で書き、その他の単位記号は小文字で表すのが原則です。(「リットル」だけは例外で、本来は小文字「l」とすべきですが、数字の「1」と見誤りやすいので、大文字「L」を使うことが認められています。)